当クリニックの特徴
1 西洋医学と東洋医学の融合した統合的医療を実践します。
私は、耳鼻咽喉科専門医と漢方専門医の両方の資格をもつダブル専門医です。
当クリニックでは、西洋医学と東洋医学の融合した統合医療、すなわちそれぞれの“いいところ取り”を目指した診療をします。
そうすることにより、今まで一般的な治療(西洋医学的治療)だけでは改善しなかった症状もよくなるかもしれません。
現代の医療ってすごく進歩していると思っている人、多いですよね。
でも、その現代医療をもっても治らない病気・症状もたくさんあることも事実です(そういった意味では、僕はそれほど医療は進んでいるとは思っていません)。
例えば“風邪“です。
風邪薬はあるけれど、あくまで症状を抑えるだけの対症療法的な薬で、根本的な解決にはならず、特効薬ではありません。
また、耳鳴りやめまい、のどの違和感などの症状は、病院で調べたけど原因不明や加齢性変化(お年のせい)と言われてしまうことが多いのではないでしょうか。
実際、僕もそのようにご説明しなければならない場面は多いです。
そんな特効薬がない風邪や、原因不明の症状のあるときに、漢方薬の治療をご提案することがあります。
このように漢方薬を積極的に活用しますが、もちろんすべての病態に漢方薬の効果があるとは思っていません。
ですから、しっかりと西洋医学的な診断を優先させて、そのうえで漢方薬を用いた方がいい場合にのみ、漢方薬を処方します。
逆に、皆さんから漢方薬のご希望があっても、西洋医学的判断を優先させなければならない際には、漢方薬はお出ししません。
西洋医学的視点を持ちつつ、東洋医学的手段の漢方薬をうまく使いこなす、これがダブル専門医の面目躍如といったところだと考えています。
さて、現在の漢方薬はエキス剤といって、粉薬(顆粒状)になっており、独特な味やにおいがあります。
また、そもそも漢方薬なんて怪しい(?)、と思われる方も一定数いらっしゃいます。
ご希望でない方には無理強いはいたしませんので、ご安心ください。
ただ、その味やにおいも慣れてしまえば、お子さんでも十分漢方薬を飲むことができます。
むしろ、小さいお子さんのほうが先入観がないため、バクバクと粉状のお薬を食べるように飲んでしまうこともあるくらいです。
病院勤務の時からよく皆さんに「ダマされたと思って飲んでみてください」とお伝えしていますが、皆さん結構飲めるものです。
ぜひ、治療の選択肢の一つと考えてみてください。
蛇足かもしれませんが、現在の日本医療は西洋医学を中心に行われていますが、東洋医学に基づいた漢方薬も医療保険を使って使用することができます。
つまり、日本の医師は西洋医学と東洋医学の両方の治療を同時に行うことができるのです。
実はこれってすごいことなのです。
ちなみに、東洋医学の本場とされる中国では、西洋医学を行う医師と、漢方薬を扱う中医師という別の資格があり、両方の治療をするのには医師と中医師の両方の診察を受ける必要があり、それぞれの連携がとれない場合もあります。
その点、日本では一人の医師が両方の観点から患者さんをみることができる素晴らしいシステムです。
ぜひ、西洋医学と東洋医学の“いいところ取り”を目指した診療を受けてみて下さい。
2 お待たせしない診療を目指します。
当院ではできるだけお待たせしない診療を目指します。
そのために、開院当初から “時間帯予約”システムの導入をすることにしました。
指定した時間帯に受診していただくことで、待ち時間が短く、診察を行うことができます。
耳鼻咽喉科クリニックとは混んでいるもの、と思われる方が多いのではないでしょうか。
ただでさえ体調が悪いからクリニックに行くのに、そこで待たされるのはさらに苦痛ですよね。
そこで、当院ではできるだけお待たせしない診療を目指します。
開院当初から新たなる試みとして、“時間帯予約”システムの導入をすることにしました。
“時間帯予約“って聞いたことありますか?
あまりないですよね。
正直、私も最近まで知りませんでした。
多くの耳鼻咽喉科クリニックが予約システムを導入していますが、その多くは“順番待ち”予約システムです。
順番待ち予約は、来院前にスマートフォンやパソコンで順番を予約していただき、順番がくるまでご自宅やクリニックの近くのお店などで待機していただいたうえで、順番が近くなったら来院していただくシステムです。
最もポピュラーな方法ですが、予約順番はわかるものの、具体的な時間が読めないというデメリットもあります。
そのため、早くにクリニックに到着して待機しているという方も多く、クリニック内で長時間お待たせしてしまうことにつながります。
特に、新型コロナ感染症対策という意味でも、必要以上にクリニック内に長居することは望ましいものではありません。
そこで、予約の段階であらかじめ来院していただく“時間帯“を決めておく、そんな時間帯予約システムが開発されました。
このシステムを導入し、皆さんには時間を有効に使っていただきたいと考えています。
基本的な流れとして、クリニックにいらっしゃる前にスマートフォンやパソコンで順番を予約してください。
当日(来院前)にも予約はできますが、ご希望の時間帯に予約を取るためにも前日までに予約をお取りすることをお勧めします。
そのうえで、以下の流れに則って皆さんをご案内します。
- 9時~9時30分の時間帯に予約した方は、全員9時に来院して受付してください。
- その時間帯の方は、9時~9時30分の間に診察室に案内される予定です。
- ただし、午前と午後の診療開始枠にあたる9時と14時の時間帯の方は、それぞれ9時、14時に来院してください。
- なお、診療の都合により予約時間帯にご案内できない場合があります。
- 予約をお取りにならずクリニックにいらした方は、窓口で予約枠の空いている時間帯に予約をお取りしますので、改めてその日時にクリニックにお越しください。
このようにすべての方に(当日ではあっても)予約を取っていただき診察をする、という流れになります。
そのため、あらかじめ予約をお取りいただくほうが、二度手間になりませんので、あらかじめのご予約をお取りいただくよう、ご協力をお願いいたします。
3 丁寧な診療をいたします。
「待ち時間が短いこと」と「丁寧な診療」を両立するため、WEB問診というITツールを導入いたします。
具体的にはSymViewというシステムを導入しました。
受診前または院内でご自身のスマートフォン・PCから、問診に回答することが可能です。
効率的に精度の高い問診を行うことにより、より丁寧な診療に力を入れることが可能となります。
お待たせしない診察、と言っても雑な診療ではいけません。
ただし、限られた時間で診察を行っている以上、院長が一人当たりの患者さんに関われる時間は決して長くはありません。
そこで、開院当初よりWEB問診を導入することにしました。
WEB問診も最近始められた手法で、皆さんのお持ちのスマートフォンで問診表の入力をしていただくものです。
アプリをインストールしなくても、当院の予約画面からワンクリックでWEB問診のページに移動します。
ぜひ、予約をとった直後に、ご自宅から問診表の入力をしてみてくださいね。
また来院されてからでも、受付においてある二次元バーコードからWEB問診ができるようにいたします。
使い方は簡単で、必要項目を画面上の選択肢から選んでいきますと、数分の入力操作は完了します。
ご自身の使い慣れたスマートフォンを使うので、気持ちのハードルが低くなりませんか。
また、スマートフォンを持っていない方(実は私も持っていません)は、ご自宅のパソコンでも入力できます。
このWEB問診は、特に小さなお子さんをお持ちのご家族の方には便利なツールだと思います。
それは、クリニックに来てから小さなお子さんの面倒を見ながら、問診表の記載などをするのは大変だからだと思うからです。
ご自宅で予約をとった後に、そのままWEB問診をしていただければ、クリニックにきてバタバタしながら紙の問診表と格闘する必要がありません。
ぜひご自宅でゆっくりと焦らずに入力をなさってください。
また、おじいちゃんやおばあちゃんにお子さんを連れて行ってもらう時など、どんな症状がいつから、なんてことを伝言してもらうのは結構大変なものです。
そんなときもご自宅でお母さんがしっかりと入力する方がいいのでは、と思います。
このようにWEB問診を活用することで、大切な問診項目を聞き漏らすことのないようして、精度の高い問診にします。
また、待ち時間を利用しての入力が可能になりますので、結果的にはスムーズな診療が可能になります。
また、病気の説明に関しても、限られた時間を有効活用するために、パンフレットやタブレット端末による動画などを駆使して、皆さんに病気についてしっかりと理解していただくように考えています。
お薬を飲むことよりも、正しい知識を持つことが大切なこともあります。
その両者を組み合わせることで、最善の医療を提供できればと思っています。
最後に
しかし、私たちがどんなに頑張っても、最新のシステムを導入しても、待ち時間ゼロにはなりません。
日々の診療は予想どおりいかないことも多いため、予約した“時間帯“より診察時間が遅くなることもあるかもしれません。
WEB問診で皆さんのお手間をとらせるかもしれません。
それでも、お待たせしない努力は精一杯するつもりです。
そこで、皆さんにお願いがあります。
- 来院する前に、あらかじめ予約を取ってください。
- WEB問診をお手すきの時間に入力してください。
私たちにできることは限りがあります。
ぜひ皆さんにもご協力いただき、適切な診療を行っていきたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。